0226
あさ、目が覚めた瞬間雨が降っているとおもった。
そのあとで雨音がついてきた。
どうでもいいひとたちからどうでもいい内容の連絡がくる。
本当に会いたい人に会うことはないのに。
どうしてわたしたちは自分だけを、または自分ともうひとりだけを、大切にすることだけで生きていかれないのだろ。
いまから余分なものを排除しても、余分なものの甘さを知ってしまったわたしたちはその完結した場所ではきっと生きられないでしょ。
ことばがおおすぎる、そしてそのおおすぎることばをどうやっても、自分の本当の気持ちを正しく誰かに伝えることなんてできない。
離れていても空は繋がってる、なんていう何万回も聞いた常套句はなんの救いにもなってくれなくて、だってわたしは女の子だからほしいものが触れられる場所になければならないのに。
それでも手放せずにずっと愛でていたい寂しさというものも確かにあって、それはわたしなりのすきなのだとおもう。
無道徳で無意味なうつくしさを永遠に守る、大切にされている自分を大切にする、大人の階段を上るわたし、躓いたり躊躇ったりするわたしをどうか見守っていてほしい。